ボールやフリスビー、引っ張って遊ぶロープなど、犬用のおもちゃはさまざまな種類が売られています。その中でも多くの犬が夢中になって遊ぶのが、ぬいぐるみのおもちゃです。見た目にも可愛いぬいぐるみのおもちゃですが、与える際に注意が必要だというのは本当でしょうか。愛犬用に、どのようなぬいぐるみのおもちゃを選べばいいのか、ここで詳しくご紹介します。
愛犬にぬいぐるみのおもちゃを与えるメリットとは？
まずは、愛犬にぬいぐるみのおもちゃを与えるメリットについて紹介します。
飼い主抜きでも遊べる
飼い主が相手をしないと遊びが成立しないおもちゃとは違って、ぬいぐるみなら咥えたり抱え込んでみたり噛んだりと、愛犬が自分で夢中になって遊んでくれます。留守中のひまつぶしグッズとしても最適です。
周りのものを壊す心配がない
固いおもちゃだと、遊びに夢中になって振り回したときに当たって周囲のものを破損してしまうこともあり得ます。ぬいぐるみなら柔らかい素材なので、安全・安心です。
洗って清潔にできる
おもちゃの中には、分解できず汚れたらそのまま汚れが取れないものもあります。ぬいぐるみは定期的に洗えば簡単に清潔に保つことが可能です。
価格がリーズナブル
電動のものなど高額なおもちゃも多いのですが、ぬいぐるみは価格もリーズナブルでホームセンターなどちょっとしたペットコーナーがある店なら容易に購入できます。
見た目が可愛い
ぬいぐるみとじゃれあう愛犬は、たまらなく可愛いものです。遊ぶ姿に癒され、写真映えも抜群です。
ぬいぐるみのおもちゃを愛犬に与える注意点とは？
次に、愛犬用にぬいぐるみのおもちゃを与える際に、注意しなければいけない点をお話しします。
誤飲の恐れがある
布や綿で作られたぬいぐるみは、プラスチックやゴム製のおもちゃと比較して、壊れやすいのが難点です。夢中で遊ぶうちに噛み切って中の綿が飛び出してしまうことも多々あります。気を付けたいのが、その綿や布などを誤飲してしまうことです。万一誤飲してしまいお腹に詰まってしまうと、最悪の場合手術で取り除かなければならないケースも考えられます。
破れてしまったら、そのおもちゃは破棄するか修繕するかして、決してそのまま遊ばせることのないようにしましょう。
衛生面
噛んだり咥えたりして遊ぶぬいぐるみは、そのままではどうしても不衛生になってしまいます。ぬいぐるみを噛むことは、ストレス発散になったり、葉が生え変わるときのむず痒さを解消したり、デンタルケアになったりといった効果もあります。たくさん噛んで遊べるように、きれいな状態を保つよう心掛ける必要があります。
愛犬用のぬいぐるみのおもちゃの選び方
ここからは、愛犬用のぬいぐるみのおもちゃを選ぶ際に気を付けるべきポイント4点を解説します。
犬用のものを選ぶ
ぬいぐるみは犬用に限らず、可愛いものがたくさん売られています。自宅に元々あったぬいぐるみで遊ばせればいい、と考える人もいるかもしれません。
ところが、実は犬用のぬいぐるみとその他に売られているぬいぐるみとでは違いがあります。犬用に作られたぬいぐるみは、犬が噛んだり咥えたりすることを想定して強度のある布地が使われていたり、縫い目も補強されていたりするものが多くあるのです。愛犬には、犬用のぬいぐるみを買ってあげましょう。
強度のあるものを選ぶ
犬用のぬいぐるみは補強されているものが多いものの、中には目や鼻などのパーツに取れやすいボタンやビーズなどが使われていたり、簡単にしっぽがちぎれてしまいそうだったりする犬用のぬいぐるみもあります。縫製やパーツの強度などをよくチェックして選びましょう。
綿を使っていないものを選ぶ
元々綿が使われていない犬用のぬいぐるみを選ぶというのも一案です。綿が使われていなければ、破れて綿を誤飲する心配もありません。犬用のぬいぐるみには、綿の代わりにシャカシャカ音がするものや鈴が入っていたり、噛むと音が出る「スクイーカー」が入っていたりするものもあります。
洗えるものを選ぶ
購入する前に、水洗いできるかどうかもチェックしましょう。また、綿がたっぷり詰まったものは乾きにくいので、生乾きの状態が続き、菌が繁殖してしまいがちです。定期的にお手入れすることを考えて、手入れしやすいものを選ぶのがおすすめです。
まとめ
愛犬が可愛いぬいぐるみとじゃれ合う姿は、飼い主にとっていつまでも見ていたい癒しの光景です。だからと言って、愛犬用のぬいぐるみのおもちゃは、可愛さやルックスだけで選んではいけません。誤飲すると最悪の場合手術が必要になってしまうケースもあります。愛犬が楽しく遊んでくれるよう、安全面や衛生面を考慮してぬいぐるみのおもちゃを選びましょう。
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