ペットのおもちゃを洗いたいけど、洗い方がわからないという方もいらっしゃるでしょう。ペット用のおもちゃは、放っておくと、雑菌が繁殖し、ペットの身体に悪い影響を及ぼしてしまう可能性があります。とくに梅雨の時期など、湿度の高い時期には雑菌の温床となるため、おもちゃに触った飼い主に健康被害が起こる可能性があります。この記事ではペットのおもちゃを洗う頻度や、洗剤の選び方について解説していきます。
ペットのおもちゃはどれくらいの頻度で洗えばいいの？
ペットのおもちゃには、プラスチックやゴム、布など、さまざまな素材があるため、おもちゃによって適切な頻度は異なります。しかし基本的には、1週間に1回程度を目安に洗いましょう。また、汚れが目立つ場合も定期的に洗うようにしましょう。また、梅雨から夏にかけては、とくに雑菌の繁殖が多くなる時期となります。そのため、できるだけ高頻度で洗うようにしましょう。
ペットのおもちゃに適した洗剤の選び方
洗剤の中には、繊維に負担をかけるものや、おもちゃに残留するものがあるので、選ぶ洗剤は重要です。ここでは、ペット用のおもちゃを洗う洗剤について紹介していきます。
重曹、クエン酸
重曹とクエン酸はお家の汚れ落としにも使用される洗剤です。重曹はとても弱いアルカリ性で、油汚れや酸性の汚れを落とす際に使用されます。クエン酸は弱酸性で、水垢などの汚れ落としに最適です。どちらも、汚れだけではなくにおいに対しても効果的な洗剤です。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも強いアルカリ性の洗剤です。重曹よりも水に強く、漬け置き洗いなどに使用されます。洗い残しを誤飲してしまっても、胃酸と混ざって中和されるため、それほど心配はいりません。しかし、万が一のことを考え、少しでも異常を感じたら病院へ向かいましょう。
ぬいぐるみ用洗剤
ぬいぐるみ用洗剤にも種類がありますが、とくにおすすめなのが、天然素材で作られたものです。除菌・消臭効果に優れた上で、汚れが落ちやすい上、健康への被害が少ないのが特徴の洗剤です。
ペット用洗剤
ペット用洗剤は、ペットにも人間にも優しい洗剤で、ペット特有のけもの臭や汚れを天然成分で落とせます。無添加無香料のものも多く、除菌まで行えるため、オールマイティーに使える洗剤です。
ペットのおもちゃの洗い方
汚れ具合や素材、おもちゃの種類によって異なります。しかし、基本的には水やぬるま湯で毛などを落とした後に、洗濯機で洗うようにしましょう。洗剤については、基本的には上記のものがおすすめですが、ない場合はお家にある洗剤を使って大丈夫です。注意しなければならないのが、すすぎと乾燥です。洗剤が残ってしまうと、間違って口に入ってしまった際、ペットの健康を害してしまいます。また、乾燥を完全に行っていないと、雑菌やカビの繁殖の原因となるため注意が必要です。
ペットのおもちゃを洗う際の注意点
ここからは、ペットのおもちゃを洗う際の注意点について解説していきます。
おもちゃの破損をチェック
ペットのおもちゃで注意する点は雑菌やカビ、汚れだけではありません。素材によっては、おもちゃが破損し、おもちゃのかけらを誤飲してしまう可能性も考えられます。誤飲してしまうと、口内や胃を傷つけてしまったり、その他内臓に異常をきたしてしまったりする可能性も考えられます。そのため、おもちゃを洗う際に欠けや破損がないかチェックすることを心がけましょう。また洗濯時のチェックだけではなく、遊んでいる最中や遊んだ後にも、おもちゃの状態をチェックすることを心がけましょう。
おもちゃごとの洗い方
ペットのおもちゃには、さまざまな種類があります。それに伴い、注意しなければならない点が変わります。たとえば、笛が入っているおもちゃの場合は、穴をふさいでから洗いましょう。笛の中に洗剤が残ってしまう可能性があり、誤飲につながる危険性があるためです。また、ゴム製のおもちゃに熱湯消毒をしてはいけません。ゴムが劣化し、おもちゃの破損につながるためです。このように、おもちゃごとの適切な洗い方があるため、不安な方は説明書を確認したり、メーカーに問い合わせたりするようにしましょう。
まとめ
ペット用のおもちゃは、種類や素材が異なるため、洗う頻度に迷ってしまいます。しかし、基本的には常に清潔を意識すれば健康を害することはありません。1週間に1度、梅雨や夏場はほぼ毎日を基本として洗うよう心がけましょう。また、使う洗剤は万が一誤飲してしまっても影響の少ないように、天然成分などの体にやさしいものをおすすめします。
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